Pin-Eagle ピンイーグル 2025について、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
Pin-Eagle 2025 の評価内訳
Pin-Eagle ピンイーグル 2025について、測定機能、表示機能、便利機能、外観、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
測定機能:5.0点
最長測定距離 | 1,200ヤード |
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最短測定距離 | 3ヤード |
測定精度 | ±0.1ヤード |
測定スピード | 0.1秒 |
測定距離
最長測定距離は1,200ヤードです。
「1,000ヤードも必要ないのでは?」
と思われる方もいるようですが、ゴルフでは特殊な測定モードを使うため、測る距離以上の性能が必要とされます。
ピンサーチと呼ばれるピンフラッグを捉える測定モードでは、前方にある対象物を優先的に捉えることから、距離性能が3倍必要になると言われています。

つまり、300ヤード先のピンを捉えるには、900ヤードのスペックが必要という計算になります。
そのため、飛距離が一般的な方(250ぐらいまで)であれば800ヤード、良く飛ぶ方(300ヤードクラス)であれば1,000ヤードを最低限必要なスペックとして当サイトでは推奨しています。
Pin-Eagle 2025は1,200ヤードあり、業界でも上位クラスの性能です。300ヤードヒッターの方でも十分な余裕をもって使用することができます。
なお、Pin-Eagle 2025は最短測定距離が3ヤードと短い距離にも対応しています。長い距離だけでなく、グリーン周辺、長めのパットでも活用できそうです。
測定スピード
測定スピードは、0.1秒でかなり速いす。
最近では、コンマ2桁の速さの爆速モデルも増えていますが、0.1秒も速い方になりますので、使っていて遅いと感じられることはまずないでしょう。
なお、測定スピードの速さは手ブレを抑える効果にもつながります。その意味では、コンマ2桁の爆速モデルにすると、より測定のしやすさがアップしますが、手ブレが過度に心配な方でなければ、0.1秒でも十分な速さです。

カメラのシャッタースピードを想像すると、測定スピードの手ブレ効果が分かりやすい!
- コンパクトで、距離が0.1秒で測れてかなり精度が高い。
- より軽く、より速くなったPin Eagleの新型。測定スピードが速いのが良いです。
表示機能:3.0点
ディスプレイ表示 | 黒(1色) |
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輝度調整 | - |
望遠倍率 | 6.0倍 |
透過率 | 90% |
ディスプレイ
ディスプレイの表示は、黒1色のLCDです。
この仕様はレーザー距離計としては一般的で最も多く採用されているものではありますが、最近ではOLEDを用いたカラー表示のものが増えています。
測定結果が黒1色で表示されると、薄暗い日や背景が林などで暗いシーンでは、黒色が同化してしまって読み取りにくくなることがあります。
そういった経験がある方は、カラー表示のものを探されることをオススメします。
レンズ
透過率は90%でスペックとしては極めて優秀です。ちなみに、透過率は光の透過量を表したもので、この値が100%に近いほど明るく見えます。
倍率は6.0倍で標準的です。ちなみに、殆どのレーザー距離計で6.0倍を採用していて、6.0を上回るものは数えるほどしかありません。余程の拘りや理由が無い限り、6.0で問題ないでしょう。
- 体感的に視認性は高いと感じました。とても反応が良くて測定速度も速い。手ぶれ補正はありませんが問題はありません。
- 画質も良くて遠距離の測定が楽ちんでした!
- LCDディスプレイなので文字やガイドがモノクロで表示される事で、日中使う分には問題ありませんが、薄暮など暗い状況ではやや見辛くなります。
便利機能:4.0点
ピンサーチ | 〇 |
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高低差機能 | 〇 |
高低差ON・OFF | 〇 |
高低差ON・OFFの外部通知 | 〇 |
3点間距離 | 〇 |
振動通知 | 〇 |
手ブレ補正 | - |
自動電源OFF | 〇(8秒) |
その他 | スピード測定 |
機能面に関しては、ピンサーチ、高低差機能、振動通知などゴルフ用として必ず備えておきたい便利機能は漏れなく搭載されています。
さらに、注目度が増している3点間距離の計測機能も搭載されていて、ややレアなところではスピード測定機能まで搭載されています。
3点間距離の計測機能
出典:楽天
通常、レーザー距離計は現在地点からの距離を測定しますが、3点間距離では離れた2地点の距離を測定することができます。
これがゴルフではとても便利で、最も代表的なケースとしては、カートに居ながらにしてボールとピンまでの距離を測定してしまうことです。これにより、ボール位置まで行かずとも、最適なクラブを選ぶことができます。
その他にも、同伴者の飛距離・残距離、ブラインドショットの測定(障害物を避けた地点から測定)など、これまでのレーザー距離計ではできなかったことが可能になります。
- 3点間距離測定ができるのでカートに乗ったままボール位置からピンまでの距離が測定できる。
- 軽いし動作早いし1200mまで測れたりリアルタイムで向かってくるスピード測れたりと、なんとなく思い描いていたよりはるかにすごい性能に驚いています。
- 3点での距離も測れますし、フォーカスは早いし、高低差もちゃんと見てくれると機能は満載。
外観:4.0点
前作のPin-Eagleは、極々一般的なホワイトとブラックのカラーリングでしたが、2025年モデルはブラックをベースとしたシックな色合いとなっています。
なお、今回もカラーバリエーションはありませんので、表示のカラーバージョンのみとなります。
サイズ | 90x51x30mm |
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重量 | 133g |
前作はやや大きめでしたが、2025年モデルはかなり大幅に小型化・軽量化されていて、サイズは半分以下(縦×横×厚の算出体積比)、重量は25%ダウンとなっています。
出典:amazon
特に厚みが3.0cmというのは業界最薄クラスです。
形状的にも凹凸が少ないフォルムの為、ズボンやスカートのポケットの出し入れもスムーズにしやすくなっています。
≫ 超小型・超軽量のゴルフ レーザー距離計まとめ!メリット・デメリットも解説
なお、凹凸が少ないということは、逆に言えば構えた時のグリップ感は低くなります。
持ち運びよりも測定時の安定感を重視される方は、底面に親指を掛ける溝があるタイプ、ある程度、サイズと重量があるタイプを選ばれると良いでしょう。
- 本体も非常にコンパクトです。ポケットに入れてても邪魔になりません。
- こちらの製品は特にサイズが小さく、専用のバッグも付いていて携帯性が優れています。
コスパ:5.0点
このモデルの特徴は、3点間距離の計測機能、優れた測定距離性能、小型・軽量、価格の安さの4点です。
価格については、この後の最安値の調査結果のところでもまとめていますが、2万円を切っています。
3点間距離を搭載し、1,200ヤードの測定性能でこの低価格が実現されていますので、コスパは極めて優れています。
- 過去に1~2万円台のレーザー距離計を数台使用しましたが、この機種はそれらの機種よりもワンランク上の性能と機能で、ここ1~2年に発売された機種の平均的なレベルを超えています。
Pin-Eagle 2025 の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★☆ 4.2 |
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測定機能 | ★★★★★ 5.0 |
表示機能 | ★★★☆☆ 3.0 |
便利機能 | ★★★★☆ 4.0 |
外観 | ★★★★☆ 4.0 |
コスパ | ★★★★★ 5.0 |
どんな方にオススメか?
Pin-Eagle 2025はどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 2万円以下で購入したい方
- 3点間距離を使ってみたい方
- 黒1色表示で問題無い方
- ポケットに入れたままプレーされる方
最安値の調査結果
- 楽天:19,800円
- Amazon:19,800円(15,300円)
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
取扱説明書
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