FOSSiBOTのレーザー距離計、C1000 PROについて、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
▼C1000F、C1000 PRO、C1000の違いは下記記事をご覧ください。
FOSSiBOT C1000 PRO の評価内訳
FOSSiBOTのレーザー距離計、FOSSiBOT C1000 PROについて、測定機能、表示機能、便利機能、外観、コスパの５つの項目別に評価しました（5点満点で普通は3点）。
測定機能：5.0点
| 最長測定距離 | 1,093ヤード |
|---|---|
| 最短測定距離 | 3ヤード |
| 測定精度 | ±0.5ヤード |
| 測定スピード | 0.06秒 |
測定距離
最長測定距離は1,093ヤードです。
「自分の飛距離で考えると300ヤード測れれば十分」
と思われる方もいるようですが、ゴルフでは測定距離の数倍のスペックが必要になります。
と言うのも、実際のラウンドではピンサーチ・ピンモードなどと呼ばれる特殊な測定モードを数多く使用します。このモードでは、背景に惑わされずにピンフラッグを優先的に捉えるため、通常よりも3倍の測定距離性能が必要になると言われています。
つまり、200ヤード先のピンを測るには、600ヤードのスペックが必要！
当サイトでは一般的な飛距離の方で800ヤード、300ヤード超のハードヒッターの方で1000ヤードを最低限必要なスペックとして推奨しています。
FOSSiBOT C1000 PROは1,093ヤードありますので、ハイスペックです。飛ばし屋の方にもオススメです。
さらに、FOSSiBOT C1000 PROは最短測定距離が3ヤードと短い距離にも対応しています。そのためロングショットだけでなく、グリーン周りのアプローチ、少し長めのパットなどでも活用できそうです。
測定スピード
出典：fossibot.com
測定スピードは、0.06秒で爆速です。コンマ2桁の速さは、業界でも最速クラスのため、測定スピードは極めて優秀です。
0.1秒でも十分に速いため、「そこまで速くする意味があるのか？」と思われる方もいると思いますが、測定スピードの速さは手ブレを抑える効果があるため、人間が感じ取れる以上の速さにも意味があります。
その意味では、FOSSiBOT C1000 PROは0.06秒と極めて速いため、手ブレを抑える働きにより測定のしやすさを高めてくれます。
カメラのシャッタースピードをイメージすると、手ブレとスピードの関係が分かりやすい！
なお、手ブレをダイレクトに改善したい方は、NIKONなどカメラメーカーから本格的な手ブレ補正機能を搭載したものが発売されていますので、そちらを検討すると良いでしょう。
- ピン検出、距離測定も非常に早く手振れは気になりません。
- 測定速度は本当に速いです。
- 1000ヤード以上離れててもしっかり測れる。
表示機能：5.0点
| ディスプレイ表示 | 赤・緑（OLED） |
|---|---|
| 輝度調整 | 4段階 |
| 望遠倍率 | 6倍 |
| 透過率 | 95％(高透過率) |
ディスプレイ
出典：fossibot.com
ディスプレイの表示色は、赤・緑の２カラーOLEDが採用されています。
ゴルフ用のレーザー距離計としては黒1色のLCDが主流な中、2カラーかつOLEDという組み合わせは、現在、最も見やすさに優れています。
もし、現在お使いのものが黒1色で、薄暗い日などに測定結果が読み取りづらいと感じられる方は、カラー表示に返ることで劇的に改善される可能性があります。
レンズ
出典：fossibot.com
透過率は95％と極めて高いスペックです。
透過率とは光がレンズを通り抜ける割合を表していて、この値が100％に近いほど、遮断される光が少ないため明るく見えます。
95％は、ゴルフ用のレーザー距離計としては最高レベルに高いため、とても明るく見えます。
倍率は6倍で標準的です。ゴルフ用のレーザー距離計では、殆ど全てといって良いぐらいの製品で、6倍が採用されています。
- 赤緑のOLEDディスプレイは一緒にラウンドしたメンバーのモノクロと比較しましたが明らかに見やすい！
- 画面が明るく、赤と緑のOLEDの文字がとても見やすく大満足です。
便利機能：4.0点
| ピンサーチ | 〇 |
|---|---|
| 高低差機能 | 〇 |
| 高低差ON・OFF | 〇 |
| 高低差ON・OFFの外部通知 | － |
| 3点間距離 | － |
| 振動通知 | 〇 |
| 手ブレ補正 | － |
| 自動電源OFF | 〇 |
| その他 | マグネット、スピード測定 |
基本機能
測定機能に関しては、高低差機能、ピンサーチ機能、振動通知といった実際のゴルフ場でのラウンドで使いたい機能が一通り搭載されています。
最近、注目されている３点間距離の計測機能については搭載がありません。この機能に興味がある方は、同シリーズのC1000Fに搭載されていますので、そちらを検討すると良いでしょう。
また、高低差機能については、高低差を考慮した距離を案内してくれる機能に加えて、水平距離・水平高さを同時案内してくれる機能も備わっています。
直線距離ではなく水平換算した距離が知りたいという方のニーズにも対応しています。
マグネット機能
出典：fossibot.com
さらに珍しい機能として、本体側面にマグネットが搭載されています。
上図の通りカートなどの金属フレームに装着させることができるため、ラウンド中はバッグなどへの収納が省けたり、芝の上からアイアンヘッドにくっ付けて拾い上げるなど、慣れてしまうと意外と便利な機能です。
業界No.1ブランドのブッシュネルでは標準装備されている点からも、ニーズの高さが伺えます。
高低差機能のOn/Off
高低差機能のOn/Offについては、切替は可能ですが、On/Off状態を第3者に明示する仕組みは搭載されていません。
ただ、直線距離専用の測定モードが搭載されていることから、競技での使用については、メーカーは「◎」と説明されています。
- ピンロックサーチで楽に測定が出来計測もかなり早く、買って良かったです。ヤード表示もかなり精度が良いと思います。
- マグネット機能も付いており安心で何よりこの機能でこの価格はおススメです。
- ポーチ不要の マグネットクリップは絶対必需品です！
外観：4.0点
出典：fossibot.com
サイズは、クレジットカードと並べて比較されるぐらい、超コンパクトです。
通常、コンパクトなものは形状がシンプルなものが多いですが、C1000 PROは、後方が絞られていてグリップしやすい形状になっています。
親指を宛がう部分は滑り止めのようなパーツになっていて、グリップ感を高めてくれます。
出典：fossibot.com
手にした時のサイズ感は、こちらの映像から大凡ご想像頂けるかと思います。
とにかくコンパクトなため、ポケットに入れてラウンドしたい方にもオススメです。
| サイズ | 92.4×56.9×35.7mm |
|---|---|
| 重量 | 141g |
重量は、超コンパクトタイプとしては20～30gほど重いですが、それでも標準的なレーザー距離計とくらべると、141gという重さはやや軽めな方となります。
サイズに比して重さがある理由としては、恐らく側面にマグネットが搭載されているためと思われます。
カラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2種類あります。
ブラックの方はややワイルドな印象がありますが、ホワイトの方はアクセントカラーのライムイエローが涼しげで、爽やかな印象を与えてくれます。
メンズゴルファー、レディースゴルファーともに選びやすいでしょう。
- やはりこれだけ小さいとポケットに入れてもスイングも気にならず、買って良かったです。
- 手のひらに収まるサイズで、ゴルフ中に邪魔になりません。購入を決めた一番大きな要因です。
- ホワイトも考えましたが、汚れを考慮しブラックとした。
コスパ：5.0点
このモデルの特徴は、2カラーOLEDによる見やすさ、優れた測定性能、マグネット機能、超コンパクト設計の４点です。
価格は2万円を切るぐらいのため、性能は優れているのに、価格は低価格です。コスパは極めて優秀です。
- 他社製品と比較して、半額で同等の性能を提供している点は魅力的です。コストパフォーマンス最高！
- カラー表示ができて、サイズが小さくて、マグネットが付いていて、デザインも良くて、 基本機能は備わっていて大変満足です。
FOSSiBOT C1000 PRO の総合評価
総合評価
| 総合評価 | ★★★★★ 4.6 |
|---|---|
| 測定機能 | ★★★★★ 5.0 |
| 表示機能 | ★★★★★ 5.0 |
| 便利機能 | ★★★★☆ 4.0 |
| 外観 | ★★★★☆ 4.0 |
| コスパ | ★★★★★ 5.0 |
どんな方にオススメか？
FOSSiBOT C1000 PROはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 赤・緑の2カラーOLEDによる抜群の見やすさに魅力を感じる方
- 2万円ぐらいで探されている方
- マグネット機能を使ってみたい方
- 小型・軽量が良い方
最安値の調査結果
- 楽天：19,980円（18,980円）
- Amazon：17,900円
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています（外部サイト）。
≫ FOSSiBOT C1000 PRO ユーザーマニュアル
▼C1000F、C1000 PRO、C1000の違いは下記記事をご覧ください。
