ゴルフ用のレーザー距離計で、マグネットを搭載したモデルをランキングにまとめました。
本体にマグネットを搭載していると、ラウンドの際はカートフレームに装着しておくことでバッグへの出し入れを省けたり、クラブヘッドに装着して拾い上げたりと、一度慣れてしまうとこの便利さは外せなくなります。
マグネットと言えばブッシュネルが昔から採用していますが、その他のメーカーでも搭載している対応しているモデルもありますので、是非、購入の参考にしてみてください。
マグネットのメリット(便利な使い方)
マグネットのメリットは、どのように使いこなせるかに尽きますので、便利な使い方をメリットとして解説
① カートフレームに装着
出典:楽天
マグネットの使い方として代表的なのが、カートフレームを使った方法です。
上図の様にカートフレームにくっ付けておくと、18ホールのラウンドの際に、レーザー距離計を使うたびに収納やポケットなどに出し入れする必要がなくなります。
レーザー距離計は、ティーショットだけでなくセカンドショット、サードショットなどでも使われますので、出し入れが有るのと無いのではスムーズなプレーを心掛ける上で大きく差が出ます。
さらに、夫婦でラウンドされる方にとっては、カートフレームに装着しておくと共有がとてもしやすいというメリットもあります。
② クラブヘッドに装着
▼クラブヘッドに装着するところ(7:26)から再生されます
もう一つの便利な使い方が、クラブヘッドにくっ付かせる方法です。
ショット地点で測定した後、ショットの際にレーザー距離計をポケットに収納せず、芝の上に置いておく方もおられると思います。
ショット後に拾い上げる際に、鉄素材を用いた磁性のあるヘッドであれば、マグネットにヘッドを近づけることで拾い上げることができます。
特に前かがみの姿勢が苦手、ひざ痛や腰痛に悩まされている方にとっては、拾い上げる動作を省くことができますので、とても体にやさしい使い方です。
マグネットのデメリット
マグネットは便利な機能でもありますが、デメリットもあります。
前述のメリットが該当しない方、もしくは、メリットよりも以下で取り上げるデメリットが勝ってしまう方は、マグネットの活用は考えない方が良いでしょう。
① カートフレームに付けっぱなしで忘れる
カートフレームに付けておく使い方は非常に便利で、慣れてしまうとラウンドの快適度がぐっと高まりますのでとてもオススメです。
その一方で、ラウンド後にカートフレームに付けっぱなしにしてしまうというケースも起こり得ます。
そもそもレーザー距離計は、どこかにポンと置いてしまいやすいため、紛失しやすいアイテムではありますが、カートフレームが紛失のリスクの一つとなります。
② 収納やポケットに引っ掛かかるものもある
マグネットは、完全に本体カバーの内側に搭載されているものと、明らかにそれと分かるパーツが外側に搭載されているものがあります。
▼TecTecTec Mini+M
パーツが外側にあるタイプでも、凹凸が少ないデザインが一般的ですが、ポケットや収納に入れる方の場合、出し入れの際に引っ掛かりやすくなる可能性があります。
特にポケットがタイトな方、収納にチャックが有る方などは、出し入れがしにくくないか注意が必要です。
③ マグネットの分だけサイズと重量が増す
レーザー距離計は、どうしても18ホールを持ち運ぶため、小型・軽量が好まれる傾向があります。
特に西欧人と比べると日本人は手のサイズが小さく、洋服のポケットも小さい傾向がありますので、小さくて軽い方が人気があります。
マグネットを搭載するとなると、マグネットそのものの重量により製品重量が増し、搭載するための場所の確保により製品体積も増すこととなります。
▼TecTecTec Miniのマグネット有無モデル
モデル | Mini+M | Mini |
---|---|---|
マグネット | あり | なし |
重量 | 148g | 118g |
サイズ | 92.7 ×77.7 ×40.9mm |
92.7 ×77.7 ×40mm |
算出体積 | 295cc | 288cc |
上表はTecTecTec社のMiniというモデルで、マグネット有り・無しの重量・サイズを比較したものです。
マグネット有りの方は30g重く、厚さが0.9mm増します。
このモデルではサイズへの影響は僅かと言えますが、重量は25%も増しています。このモデルは軽さを売りにしていることを考えると、重量に大きな差が出ています。
マグネットを搭載したゴルフ レーザー距離計 おすすめランキング
マグネットを搭載したレーザー距離計をおすすめ順にランキングとしてまとめました。
第1位 ブッシュネル ピンシーカー プロX3ジョルト
ピンシーカー プロX3 ジョルトは、レーザー距離計の分野でワールドワイドでNo.1のブランドを誇るブッシュネルの最上位機種です。
トップメーカーの最上位機種ということで、市場全体で見ても最上位のモデルと言っても過言ではないでしょう。
マグネットは本体側面に大きく搭載されていて、かなり強力です。
マグネット機能自体に「BITEマグネットマウント」という名称も付けられていることから、本体パーツにも「BITE」の文字があり、マグネットの場所が一目瞭然です。
トップブランドのトップモデルということで、市場価格は6万円を超える高価格のため、所有感を大事にされる方にオススメです。
第2位 ニコン COOLSHOT 50i
COOLSHOT 50iは、老舗カメラメーカーのニコンが手掛けるゴルフ専用のレーザー距離計で、全4モデル有る中で、唯一、スポーティーなタイプのモデルです。
本体側面に大きくマグネットのパーツが搭載されています。
ボティとは異なるカラーになっていますので、マグネット有効エリアが分かりやすくなっています。
面積・磁力ともに十分です。
第3位 ブッシュネル ピンシーカー ツアーV6 シフトジョルト
ピンシーカー ツアーV6 シフトジョルトは、モデル名にこそ「スリム」と付いていませんが、同社の他の「スリム」モデルと同じぐらい小型・軽量です。
最上位機種のプロX3と比べると、赤色表示がない、高低差に気温・気圧などの環境考慮機能がないというのが大きな違いで、それ以外はほぼ同様の性能を有しています。
マグネット機能は、他のブッシュネルのモデルと同様に本体側面に大きく搭載されていて、面積・磁力ともに十分です。
第4位 TecTecTec Mini+M
Mini+Mは、小型軽量のMiniにマグネットを搭載したバージョンです。
メーカーであるTecTecTecは日本では知名度がそれほど高くはありませんが、アメリカではAmazonにてレーザー距離計の販売数が5年連続でNo.1を記録していて、とても人気があります。
出典:楽天
マグネットは本体側面の前方側に丸型のパーツで搭載されています。腰のベルトに装着可能な専用クリップが付属していますので、カートフレームやアイアンヘッドだけでなく、収納ケース無しで腰に付けて持ち運びが可能です。
番外編
マグネットは搭載しているものの、磁力が弱いという評価が多く、カートフレームなどでのハードな使い方には難があるものもあります。
とは言え、マグネットの使い方はカートフレームだけではありませんので、搭載されているレーザー距離計として以下に3モデル取り上げます。
EENOUR U1000RG
EENOUR U1000RGは、大人気のUltra-mini U1000PRO・U800の後から発売されたモデルです。
デザインは似ていますが、マグネットを搭載しててサイズ・重量がアップしています。
U1000PRO・U800はクレカ並みの小ささが人気の理由の一つですが、それが逆に測定の際に手ブレを生みやすいという側面もありますので、超小型が苦手な方に好まれています。
磁力については、やや弱めという評価が散見されますので、カートフレームに装着する際は、接触面を大きくするなどすると良いでしょう。
- 本体に装備されているマグネットは、磁力が若干弱めではありますがフラットな金属面に縦向きに貼り付ければ安定します。
- 本体側面にマグネット機能も付きましたが、地面から拾う時は良いかもしれませんが、走行中のカートに貼付させるにはちょっと磁力が弱いかも知れないと思います。
BooMee MINI+
BooMee MINI+は、この後でも取り上げているBooMee MINI4よりも新しいモデルで、すっきりとした独特な形状が特徴的です。
レーザー距離計としては珍しく、高さを抑えてありますので、掌でしっかり包み込みやすくなっています。
また凹凸を抑えたデザインになっていますので、ポケットやバッグへのスムーズな出し入れを求める方に適しています。
マグネットは搭載されていますが、磁力が弱いという評価が多く聞かれますので、ガタガタ揺れるカートで用いる方には他メーカーをオススメします。
- 磁力がそこまで強くないので、クラブやカートに引っ付けておくのはすこし不安があります。
- 本体の磁石ももう少し強い方が・・・
- 難点を言えば、磁力が弱過ぎできてくっ付かず、使い物になりません。
BooMee MINI4
BooMee MINI4は、楽天で何度も売れ筋ランキングの1位を獲得していて、小型・軽量・低価格にも拘わらず性能も優れていて、とても人気があるモデルです。
外観設計は人間工学に基づいていて、本体の上面・下面にシリコン素材を使用することでグリップの密着感を高めてあります。
こちらもマグネットは搭載されていますが、やはり磁力が弱いという評価が多く聞かれますので、ガタガタ揺れるカートで用いる方には他メーカーをオススメします。
- 磁石が弱すぎて、鉄柱につけてみましたがずり落ちてしまいます。
- マグネット付きということで購入したが、磁力が弱そうで、落っこちやすい!
まとめ
ゴルフ用のレーザー距離計で、マグネットを搭載したモデルを紹介しました。
冒頭のメリットで取り上げた通り、マグネットは慣れてしまうとその後は欠かせないぐらいとても便利です。特に軟鉄ヘッドを使われている方は、ヘッドに装着する使い方は腰痛持ちの方にはとても便利です。
一方でマグネットの分だけ重たくなるといったデメリットもありますので、ご自分にとって本当に必要かどうかがの見極めが重要です。