ゴルフ用のレーザー距離計で、手ブレ補正・手ブレ抑制を備えたモデルをまとめました。
手ブレへの対応方法は、発生したブレを補正する方法、そして、そもそも発生しにくくする方法の2つのアプローチがあります。
そこで本記事では、手ブレを抑える仕組みを解説した上で、手ブレ対応・手ブレしにくいオススメのレーザー距離計をランキングで紹介します。
手ブレ対応は、大きく2つに分かれる
ピンサーチ測定の大敵は手ブレ!
ゴルフでのレーザー距離計を使った計測は、ピンサーチと呼ばれる特殊な測定があります。
これはピンフラッグまでの距離を測定するもので、つまり、細い棒や小さい旗をレーザーで捉える必要があります。
この時、手ブレが大きく生じるとピンフラッグをレーザーで捉えるのが難しくなり、なかなか測定できないという事態に陥ります。
手ブレを抑える仕組みは2つ
手ブレを抑える仕組みは、大きく2つのアプローチがあります。
- 手ブレ補正:発生したブレを補正する方法
- 手ブレ抑制:そもそも発生しにくくする方法
基本的には手ブレ補正の機能を搭載したレーザー距離計がオススメですが、これはニコンなど一部のメーカーのみでしか採用していないのが現状です。そのため、手ブレ補正機能を搭載したレーザー距離計となると、数は非常に少なくなります。
一方、手ブレ抑制については、形状・重量・ボタン配置など、色々な工夫があります。
手ブレに対応したレーザー距離計を探す際、手ブレ補正だけでなく手ブレ抑制も含めると、選択肢が格段に広がります。
超小型・超軽量は手ブレしやすい!?
ちなみに、最近のレーザー距離計はクレカ並みとも称される超小型・超軽量のものが増えています。
小型・軽量は持ち運びしやすいというメリットがありますが、測定時に関しては、掌よりも極端に小さ過ぎて構えた時の安定性が低かったり、ボタンを押しづらかったりと、小型・軽量であるほど手ブレが生じやすいと言われています。
手ブレに対応したレーザー距離計 おすすめランキング
手ブレへの対応は、「発生した手ブレを補正する」方法と「手ブレを発生しにくくする」方法の2種類あることを解説しました。
ここからは、手ブレに対応したレーザー距離計について、おすすめモデルをランキングで紹介します。
第1位 ニコン COOLSHOT PROII STABILIZED
老舗カメラメーカーであるニコンは、カメラやレンズの技術があることから、かなり以前からゴルフ用のレーザー距離計に手ブレ補正機能を搭載しています。
COOLSHOT PROII STABILIZEDは、手ブレ補正機能以外にも、赤・緑の2カラー表示ディスプレイを搭載し、ニコンのフラッグシップモデルに位置づけられています。
第2位 ニコン COOLSHOT LITE STABILIZED
先程のPROⅡ STABILIZEDに続いて、COOLSHOT LITE STABLIZEDも手ブレ補正機能が搭載されています。
こちらは、「LITE」という名の通り機能が絞り込まれていて、市場価格も1.5~2万円ほど安くなっています。
PROⅡよりも劣る点としては、ディスプレイ色が黒1色であること、高低差機能は搭載しているものの測定モードは4→2種類に絞られていることが挙げられます。
ちなみに、ニコンのレーザー距離計は、モデル名に「STABILIZED」と付いているものが手ブレ補正機能を搭載しています。
第3位 TecTecTec ULT-S PRO/ULT-S
TecTecTecのUTL-S PRO/UTL-Sも、手ブレ補正機能を搭載しています。
ニコン以外でしっかりとした手ブレ補正機能を搭載しているのは、当記事執筆時点では恐らくTecTecTecぐらいでしょう。
ちなみに、UTL-S PROとUTL-Sの違いはディスプレイのカラーで、PROの方は有機LED赤色表示となっていてハイグレードモデルです。
第4位 ブッシュネル プロX3 プラスジョルト
ブッシュネルのレーザー距離計には手ブレ補正機能が搭載されていませんが、サイズが大きく、重量もしっかりしていて、構えた時の安定感があります。
測定時にボタンを押す際も、しっかり本体をグリップできて重さがあるため、手ブレが生じにくくなっています。
▼サイズ・重量の比較
モデル | ブッシュネル プロX3 プラスジョルト |
ニコン COOLSHOT LITE STABLIZED |
---|---|---|
サイズ | 120×82×45mm | 96×74×41mm |
重量 | 340g | 170g |
ちなみに重量は、この前で取り上げたニコン COOLSHOT LITE STABILIZEDの丁度2倍となっていますので、どっしり感の違いはお分かりいただけるかと思います。
第5位 STINGER RIG
STINGER RIGもブッシュネルと同様に手ブレ補正機能は搭載していませんが、手ブレが生じにくくなるよう形状面の工夫が取り入れられています。
通常のレーザー距離計は、本体上面に測定ボタンやモード切替ボダンがあります。
しかり、STINGER RIGは、ファインダーの下にボタンを配置してあります。
実際の測定の際には、親指の腹でボタンを押す形が推奨されていて、本体をグリップしている指を使用しない形となっています。
これにより、測定ボタン押下時にブレが生じにくくなっています。
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まとめ
ゴルフ用のレーザー距離計について、手ブレ対応の2つの方法、そして、手ブレ対応モデルのおすすめモデルを取り上げました。
基本的には手ブレに悩んでいる・解消したいという思いがある方の場合は、手ブレ補正機能を搭載したモデルを選ぶことをオススメします。
その中で、機能・性能・価格などの面で気に入ったものが無いという方は、手ブレ抑制を取り入れたものを検討されると良いでしょう。