FOSSiBOTから「C1000PRO」「C1000F」「C1000」の3モデルについて、価格・表示・測定・外観の違いを詳しく解説します。
FOSSiBOT C1000 PRO、C1000F、C1000の3モデル
▼左からC1000 PRO、C1000F、C1000
FOSSiBOT C1000 PRO、C1000F、C1000は、外観が全く同じです。
本体側面にモデル名が記されていますので、その文字を見ればモデルの識別は可能ですが、形状・デザインに違いはありません。
発売時期も近く、2024年にC1000、C1000 PRO、2025年に1000Fが追加されています。
先に大まかな違いを説明してしまいますと、C1000は黒1色表示、C1000 PROは2カラーOLED表示、C1000Fは黒1色表示+3点間距離を搭載となっています。
なお、その他にも測定性能、価格などに違いがありますので、詳しく解説していきます。
【価格の違い】C1000、C1000Fは価格が同じ、C1000 PROは約6,000円高い!
▼最安値の調査結果
楽天・Amazon共にFOSSiBOTの公式ストアが主に出品しています。他の小売店も出品がありますが、公式ストアの出品の方が安くなっています。
C1000、C1000Fの2モデルは、楽天・Amazonで同じ価格で何れも11,980円です。
C1000 PROは、楽天よりAmazonの方が1,000円ほど安く、17,900円です。

どのモデルも2万円以下で買える!
どのモデルがオススメか、先に筆者の見解を述べてしまいますと、C1000Fです。
その理由としては、まずC1000とC1000Fですが、中身は後発のC1000Fの方が優れていますが市場価格は同じため、実はC1000を選ぶ理由がありません。
となると、残るはC1000FとC1000 PROの2択となります。
C1000Fは黒1色表示ですが、3点間距離を搭載しています。一方、C1000 PROは赤・緑の2カラーOLEDを採用していますが、3点間距離がなく、価格は6000円ほど高いです。
そのため、3点間距離があり、価格が安い点から、C1000Fが最もオススメです。
ただ、もしカラー表示の見やすさが欲しいと言う方は、3点間距離が無いこと、6,000円高くなることが問題なければ、C1000 PROという選択になります。
【表示性能の違い】C1000 PROは赤・緑の2カラーOLED表示、C1000、C1000Fは黒1色表示
▼表示性能の比較
モデル | C1000 PRO | C1000F | C1000 |
---|---|---|---|
ディスプレイ | OLED | LCD | LCD |
表示色 | 赤・緑の同時2色 | 黒1色 | 黒1色 |
透過率 | 95% | 85% | 75% |
輝度調整 | 4段階 | - | - |
望遠倍率 | 6倍 | 6.5倍 | 6.5倍 |
出典:fossibot.com
ディスプレイ表示については、C1000 PROのみ赤・緑の2カラーOLEDを採用しています。
4段階の輝度調整機能も搭載し、透過率も95%と極めて高いため、見やすさは抜群に優れています。
現在、お使いのものが黒1色で、測定結果の読み取りづらさを感じられている方は、カラー表示に変えることで、劇的に改善される可能性があります。
出典:楽天
一方、C1000FとC1000は黒1色で、レーザー距離計としては標準的な仕様です。
なお、透過率は85%と一般的なものと比べるとかなり優れていますので、明るく表示されます。
そして、この2モデルは倍率も6.5倍と優れていますで、遠くの小さなターゲットを捉えやすいというメリットがあります。
【測定性能の違い】3モデルとも優秀で、殆ど同じ
▼測定性能の比較
モデル | C1000 PRO | C1000F | C1000 |
---|---|---|---|
最長測定距離 | 1,093ヤード | 1,093ヤード | 1,093ヤード |
最短測定距離 | 3ヤード | 3ヤード | 3ヤード |
測定精度 | ±0.5ヤード | ±0.5ヤード | ±0.5ヤード |
測定スピード | 0.06s | 0.04s | 0.06s |
測定性能については、3モデルで大きな差はありません。
測定距離は3モデルともに1,093ヤードと優れていますので、300ヤードを超えるハードヒッターの方でも十分なスペックです。
測定スピードに関しては、C1000Fのみ0.04sで最も速いですが、C1000 PRO、C1000も0.06sで爆速です。0.02sの差は気にするほどではないでしょう。
総評としては、3モデルともに測定性能は優秀で、差別化するほどの違いはありません。
【測定機能の違い】C1000Fのみ、3点間距離を搭載
▼測定機能の比較
モデル | C1000 PRO | C1000F | C1000 |
---|---|---|---|
ピンサーチ | 〇 | 〇 | 〇 |
高低差機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
高低差ON・OFF | 〇 | 〇 | 〇 |
高低差ON・OFF の外部通知 |
- | - | - |
3点間距離 | - | 〇 | - |
手ブレ補正 | - | - | - |
マグネット機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
スピード測定 | 〇 | 〇 | 〇 |
自動電源OFF | 〇 | 〇 | 〇 |
測定機能については、唯一、C1000Fにのみ3点間距離の計測機能が搭載されています。
この機能はゴルフではとても便利なため、これを目当てに買い替えされる方も増えています。

3点間距離に興味がある方は、C1000Fで決まり!
出典:Amazon
通常、レーザー距離計は現在地からの距離を測定しますが、3点間距離は異なる2地点の距離を測ることができます。
ゴルフではこれがとても便利で、例えばカートにいながらにしてボールとピンまでの距離を測定したり、遠くにいる同伴者の分も測定してあげられます。
その他については機能面の差はなく、ピンサーチ、高低差機能、振動通知、マグネット機能、スピード測定が搭載されていて、他メーカーと比較してもかなり充実しています。
【外観の違い】形状・デザインともに全く同じ
▼サイズ・重量の比較
モデル | C1000 PRO | C1000F | C1000 |
---|---|---|---|
サイズ | 92.4×56.9×35.7mm | 92.4×56.9×35.7mm | 92.4×56.9×35.7mm |
重量 | 141g | 141g | 141g |
3モデルで形状・デザインは全く同じです。
サイズはとてもコンパクトに出来ていて、クレジットカードと比較されるぐらいのため、持ち運びのしやすさを重視する方、ポケットに入れたままプレーしたい方にオススメです。
出典:楽天
小さいながらも構えやすい形状になっていますので、グリップしやすくなっています。
なお、重量については、マグネット機能を搭載しているためか、このサイズにしては少し重量がありますが、一般的なものと比べれば軽い方になります。
さらに、3モデルともブラックとホワイトの2種類のカラーバリエーションがあります。
カラバリで印象がかなり変わりますので、老若男女問わず幅広いゴルファーが選びやすいと思います。
まとめ:FOSSiBOT C1000系の3モデルは、どれがオススメか?
冒頭の価格のところで、C1000Fがオススメと結論を述べてしまっていますが、改めて整理します。
3モデルについて違いをまとめると以下の通りとなります。
- 測定性能はほぼ同じ。
- 測定機能は、C1000Fのみ3点間距離を搭載。
- 表示性能は、C1000 PROのみ赤緑の2カラーOLEDを搭載。
- 価格はC1000、C1000Fが約1.2万円、C1000 PROが約1.8万円。
ポイントは3点間距離と2カラーOLEDですが、この両方を搭載しているモデルは残念ながらありません。
3点間距離を取るとC1000F、2カラーOLEDを取るとC1000 PROとなります。
筆者としては、3点間距離を搭載していて、なおかつ6,000円安いC1000Fをオススメします。価格が約12,000円と超低価格なのも大きな魅力です。

ただ、ゴルファーによっては見やすさがどうしても欲しい方もいると思います。そういった場合は、3点間距離がありませんがC1000 PROという選択になります。
それでも価格は約18,000円のため、こちらもかなり低価格なためオススメです。
