FineCaddieのレーザー距離計、FineCaddie J5 REDについて、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
なお、メーカーは「FineCaddie J5 RED mini」と「FineCaddie J5 RED」の両方の名前を使っていますが、どちらも同じものです。
注目 J7・J5 REDの違いは下記記事をご覧ください。
FineCaddie J5 RED の評価内訳
FineCaddieのレーザー距離計、FineCaddie J5 REDについて、測定機能、表示機能、便利機能、外観、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
測定機能:4.0点
最長測定距離 | 874ヤード |
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最短測定距離 | 5ヤード |
測定精度 | ±1.0メートル |
測定スピード | 0.1秒台 |
<測定距離>
最長測定距離は874ヤードです。
「250ヤード測れれば十分。」
と思われる方もいるようですが、スペックは余裕があるほど測定が楽になります。
特に、ゴルフで多用するピンサーチ測定では、手前の物を優先的に捉える特殊なモードで、性能が1/3ぐらいに低下すると言われています。
そのため、標準的なゴルファーの飛距離が250ヤードぐらいまであると考えると、余裕をもって800ヤードクラスのスペックは最低限欲しいところです。
その意味では、J5 REDは800ヤードを超えるスペックを有していますので、十分なスペックです。なお、飛ばし屋の方の場合は、1,000ヤードクラスにするとより安心です。
<測定スピード>
測定スピードについては、0.1秒と高速です。
上位モデルのJ7は0.04秒と更に高速ですが、恐らく0.1秒と0.04秒の速さの違いを実感できる方はいないのではないかと思います。
測定スピードは手ブレにも効果を発揮しまして、速いほど手ブレが生じる時間が無くなります。つまり、0.1秒という高速は、測定のしやすさそのものもアップしてくれます。
- 測定時のボタン押圧が軽いのでブレずに測れます。計測も早いです。
- ブシュネルも持ってますが距離測定機能はあまり負けてないかと、しかし測定するのに視野が広く安定するのはブシュネルですね。距離は1,2ヤードとか違ったりするけどほぼ一緒です。
表示機能:5.0点
ディスプレイ表示 | 赤・黒LCD(色の切替が可能) |
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輝度調整 | 黒~赤への5段階(自動調整も搭載) |
望遠倍率 | 6倍 |
透過率 | -(メーカー説明では一般の2倍) |
出典:finevu.com
ディスプレイの表示色は、赤・黒のLCDです。2色同時表示ではなく、赤と黒の切替が可能です。
出典:finevu.com
自動での輝度調整も搭載されていて、手動でも5段階の切替が可能となっています。日照条件や背景色などによって、見やすい明るさに調整することができます。
さらに、ディスプレイの見やすさに直結する透過率(光を取り込む量)も優れていて、スペックこそ公開されていませんが、メーカーによると「2倍以上向上した透過率!」を謳われていて、口コミでも見やすさが好評価されています。
- J300との比較になります。レンズの明るさが別物で見やすいです。自動調光も見やすいと思います。
- ショットナビのVoiceLaserRedから買い替えました。大きさ、重さも変わらず、明るさは断然明るいです。
- 本日初めて使用しましたが、赤色が見やすいですね!外の明るさによって赤色の濃さが自動で変わるのが便利だと思います。
便利機能:4.0点
ピンサーチ | 〇 |
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高低差機能 | 〇 |
高低差ON・OFF | 〇 |
高低差ON・OFFの外部通知 | 〇 |
振動通知 | 〇 |
手ブレ補正 | - |
自動電源OFF | 〇(10秒) |
その他 | 3点間距離 |
測定機能に関しては、ピンサーチ・高低差(スロープ)機能・振動通知といったゴルフならではの便利な機能が一通り装備されています。
さらに、最近ではニーズが広まってきた3点間距離の計測機能も搭載されていて、J5 REDを選ぶ理由としている方も増えています。
出典:finevu.com
3点間距離の計測機能は、カート位置にいながらボールとターゲットの距離を測定することができてしまいます。
予め最適なクラブをカート位置で選ぶのに大きく役立つため、クラブを変えにカートに戻ることが多い方には、特に使って頂きたい機能です。
それだけでなく、同伴者の距離測定も離れた位置からできたり、従来では測定できなかった起伏や障害物があるシーンでも、ボールとターゲットの両方が見える地点に移動することで距離を測定することができ、レーザー距離計の活用の幅が大きく広がります。
- ボールの場所に行かずに、カートから(3点測定)ピンまでの距離が測定出来るのが、クラブ選択に非常に役に立ちました。何回も往復せず大変助かりました。
- ボールから旗までの2点計測も簡単でコースでカートから計れるので時間短縮にも貢献しそうです。
外観:4.0点
出典:finevu.com
FineCaddieは本体表面にレザーが採用されていて、一般的なプラスチックボディーと違い、高級感のあるレザーデザインが人気の理由の一つとなっています。
カラーバリエーションもブラックとホワイトがありますので、ゴルフウェアや用品との調和を重視される方にもオススメです。
モデル | J5 RED | J7 |
---|---|---|
サイズ | 92.7×62.2×34.29mm | 87×53×28.6mm |
重量 | 140g | 103g |
サイズに関しては、メーカー公式サイトではクレジットカードと比較した画像を掲載されています。
確かに驚くほど小さいですが、最近ではクレカ相当の超小型モデルが増えていて、実際にJ7の方が更に小型で軽量です。
出典:finevu.com
口コミではJ5でも十分に小さいと高評価ですが、ポケットに入れたままスイングしたい方は、より小型・軽量なJ7も合わせて検討されることをオススメします。
- ポケットに入れても気にならない程、小さくて軽かったです!
- 本体の小ささと軽量化、そして計測速度もとても早く透視率も良く素晴らしい計測器だと思いました。
コスパ:5.0点
このモデルの特徴は、赤色・黒色表示の切替、3点間距離、小型タイプの3つです。
デメリットを挙げるとすると、最近の超小型・超軽量よりは少しだけ大きさと重量がある点です。ポケットに入れたままプレーしたい方は、同社のJ7を始め、さらに小型・軽量があります。
ただ、価格は上位モデルのJ7より抑えられていますので、前述の機能が搭載されていることを考えると、コスパは極めて優れています。
FineCaddie J5 RED の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★★ 4.4 |
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測定機能 | ★★★★☆ 4.0 |
表示機能 | ★★★★★ 5.0 |
便利機能 | ★★★★☆ 4.0 |
外観 | ★★★★☆ 4.0 |
コスパ | ★★★★★ 5.0 |
どんな方にオススメか?
FineCaddie J5 REDはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 2万円超の予算が可能な方
- 赤色表示の見やすさ、黒色表示への切替機能が欲しい方
- 3点間距離の計測モードを使ってみたい方
- 小型・軽量で持ち運びのしやすさを優先される方
- レザーを用いた高級デザインに惹かれる方
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取扱説明書
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