FineCaddieのレーザー距離計、FineCaddie J9について、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。
▼J9とJ7の違いは下記記事をご覧ください。

FineCaddie J9 の評価内訳
Tru-Rollのレーザー距離計、FineCaddie J9について、測定機能、表示機能、便利機能、外観、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
測定機能:4.0点
最長測定距離 | 874ヤード |
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最短測定距離 | 3ヤード |
測定精度 | ±1.0ヤード |
測定スピード | 0.04秒 |
測定距離
最長測定距離は、874ヤードです。
「300ヤードぐらいで十分!」
と思われる方もいるようですが、ゴルフでは実際に測る距離ではスペックが足りません。
その理由として、実際のラウンドではピンサーチという特殊な測定モードを基本的に数多く使用するためです。この測定モードではピンを優先的に捉えるため、距離性能のスペックが3倍ほど必要になると言われています。

170ヤード先のピンの場合、だいたい500ヤードのスペックは欲しい!
そのため、当サイトで推奨しているスペックは、一般的な飛距離の方で800ヤード以上、飛ばし屋の方で1,000ヤード以上としています。
FineCaddie J9は874ヤードのため、3倍で計算すると291ヤード先までピン測定が可能ということになります。
対象ゴルファーとしては、ドライバー飛距離が300ヤードに満たない方になりますので、飛ばし屋の方でなければ問題無いスペックです。300ヤードを超えてくるような飛ばし屋の方は、1,000ヤード超のハイスペックなものを選ばれることをオススメします。
測定スピード
測定スピードは、0.04秒です。
この速さはゴルフ用のレーザー距離計としては業界最速レベルです。ピンサーチでも0.3秒台のため、あらゆる場面で測定スピードに不足やストレス感じられる方はいないと思います。
数年前までは0.3秒で速いと言われている中、コンマ2桁の世界まで進化している理由として、スピードが速いと手ブレが生じにくくなることが挙げられます。
手ブレする前に!クリックと同時に超高速測定
引用:fine-caddie.com
メーカーも上記の通り説明していて、写真のシャッタースピードを考えると分かりやすいですが、瞬時に測定してしまえばブレが生じる隙がありません。
もし現在お使いのもので手ブレに悩まされている場合は、J9のような爆速タイプを是非試して頂きたいです。
- 測定も早くてストレスがない。
表示機能:3.0点
ディスプレイ表示 | 黒(LCD) |
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輝度調整 | - |
望遠倍率 | 6倍 |
透過率 | -(メーカー説明では一般の2倍) |
ディスプレイ
ディスプレイの表示色は、黒(LCD)です。
一般的な仕様ではありますが、最近では廉価なモデルでもカラー表示を採用したものが増えています。
特に黒1色の場合は、薄暗い日だったり背景が暗かったりすると、測定結果の文字が同化してしまって読み取りづらくなることがあります。
そういった経験がある方は、カラー表示のものを選ぶと、劇的に見やすさが改善されます。

レンズ
倍率は6.0倍で標準的です。
透過率はスペックが公開されていませんが、前々作のJ5以降、多層膜コーティングにより透過率が2倍以上に向上されています。
透過率は光を通す量を表しますので、このスペックが向上するほど、より明るく見えます。
- 軽い、コンパクト、カッコいい、しかも見やすい。
便利機能:4.0点
ピンサーチ | 〇 |
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高低差機能 | 〇 |
高低差ON・OFF | 〇 |
高低差ON・OFFの外部通知 | 〇 |
3点間距離 | 〇 |
振動通知 | 〇 |
手ブレ補正 | - |
自動電源OFF | 〇(15秒) |
その他 | 連続測定 |
基本機能
測定に関する機能については、ピンサーチ、高低差機能、振動通知など、ゴルフ用として備えておきたい便利な機能はしっかり搭載されています。
さらに、最近では急速に注目度が増している3点間距離の計測機能についても、前作のJ7に引き続いて搭載されています。
また、前作のJ7との違いとしては、連続測定の機能が搭載されました。林、バンカー、池などをまとめて計測してしまいたい方には、かなり使い勝手が向上すると思います。
3点間距離の計測機能
通常、レーザー距離計は現在地からの距離を測定しますが、3点間距離の計測機能では、離れた2地点の距離を計測することができます。
これがゴルフでは極めて便利に使うことができまして、上図のようにカートに居ながらにして、ボールとピンの距離を測定することが挙げられます。
つまり、ボール地点まで行かずとも、先に距離が分かってしまうので、最適なクラブをカートから選んで持って行くことができます。
高低差機能のOn/Off
高低差機能はOn/Offの切替が可能で、本体上面にあるLEDランプにて、第三者もOn/Off状態が分かる仕様となっています。
メーカー各社でOn/Off状態の表現方法は異なるようですが、J9ではOff(競技モード)の時に赤色のLEDランプが点灯します。
- ボタンも押しやすく、 3点間距離も便利。
外観:5.0点
FineCaddieは本体表面にレザーが採用されていますので、一般的なプラスチック素材のものとは違い、高級感のあるデザインが大きな特徴です。
今回のJ9もカラーバリエーションが用意されていて、ブラックとホワイトの2パターンありますので、男性・女性を問わず、幅広いゴルファーの方が選びやすくなっています。
形状面では、底面の後方に窪みが付けられていて、構えた時に親指で抑えやすく、さらに素材面も滑りにくさがありますので、ホールド感・グリップ感に優れています。
サイズ | 87×53×28.6mm |
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重量 | 103g |
サイズ・重量に関しては、前作のJ7と全く同じで、超小型・超軽量です。上図の通りクレジットカードと比較されるぐらいの小ささです。
持ち運び重視の方は勿論のこと、厚さが30mm以下に抑えられていますので、ポケットに入れてプレーしたい方には、特にオススメです。
≫ 超小型・超軽量のゴルフ レーザー距離計まとめ!メリット・デメリットも解説
- 前回の物より若干小さく軽く感じます。質感もレザー調でいい感じです。
- ボタンもおしやすくていい感じです!
コスパ:5.0点
このモデルの特徴は、3点間距離の計測機能、超小型軽量、高級感あるレザーデザインの3点です。
楽天・Amazonともにメーカーが直接出店していて、大幅な値引きがされているため、市場価格は2万円ぐらいとかなり低価格です。
機能・性能、デザインの高級感を考えると、コスパは極めて優秀です。
FineCaddie J9 の総合評価
総合評価
総合評価 | ★★★★☆ 4.2 |
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測定機能 | ★★★★☆ 4.0 |
表示機能 | ★★★☆☆ 3.0 |
便利機能 | ★★★★☆ 4.0 |
外観 | ★★★★★ 5.0 |
コスパ | ★★★★★ 5.0 |
どんな方にオススメか?
FineCaddie J9はどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- 3点間距離の計測モードを使ってみたい方
- 2万円ぐらいで探されている方
- 黒1色表示で問題無い方
- 超小型・超軽量でポケットに入れたままプレーしたい方
- レザーを用いた高級デザインに惹かれる方
最安値の調査結果
- 楽天:35,900円(19,390円)
- Amazon:35,900円(22,900円)
※カッコ内は割引・ポイントを考慮した実質価格
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。
▼J9とJ7の違いは下記記事をご覧ください。
