ブッシュネルのピンシーカー ツアーV6 ジョルトについて、5つの項目で製品を評価しました。
詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかどうかが分かる内容となっています。
ピンシーカー ツアーV6 ジョルト の評価内訳
ピンシーカー ツアーV6 ジョルト レーザー距離計について、測定機能、表示機能、便利機能、外観、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。
測定機能:5.0点
| 最長測定距離 | 1,300ヤード |
|---|---|
| 最短測定距離 | 5ヤード |
| 測定精度 | ±1ヤード |
| 測定スピード | - |
測定距離
最長測定距離は1,300ヤードで、最上級クラスです。
ブッシュネルは測定性能が優れていることでも知られていますが、ブッシュネルのフラッグシップモデルであるプロX3プラスジョルトとも同じ性能のため、文句なしの優秀さです。
「実際には300ヤード測れれば十分。」
と言いう声も度々聞かれますが、それは大きな間違いです。
ゴルフではピンサーチという特殊な測定方法を多用しますが、これは有効距離が最大測定距離の1/3ぐらいに落ちると言われています。
そのため、アマチュアゴルファーであれば800ヤード、飛ばし屋であれば1,000ヤードは欲しいところです。
一般測定でもスペックが優れている方が計測が楽に行えますので、最大測定距離が優れているに越したことはありません。
測定スピード
測定スピードについては、ブッシュネルではスペック公開がされていません。
ただ、PGAツアーのプロたちによる使用率がNO.1という実績が物語っている通り、スピードもブッシュネルは優れています。
ブッシュネルの測定性能で、ストレスや不満を感じられる方はまずいないでしょう。
表示機能:4.0点
| ディスプレイ表示 | 黒(1色) |
|---|---|
| 輝度調整 | - |
| 望遠倍率 | 6.0倍 |
| 透過率 | - |
ディスプレイ

出典・参考:bushnellgolf.jp
ブッシュネルは、ディスプレイの表示色に赤を採用したモデルもありますが、ピンシーカー ツアーV6 ジョルトは黒1色です。
黒一色はレーザー距離計としては一般的な仕様ですが、カラー表示を採用したものも増えています。
ブッシュネルであることに拘られる方は、最上位機種がカラー表示を採用していますのでそちらを検討されると良いでしょう。

レンズ
望遠倍率についても、一般的な6.0倍が採用されています。

透過率については公開値がありませんが、V6の前のV5からレンズにフルマルチコート(多層膜コーティング)が採用されています。
これは光の損失が少なく抑えられるため、より明るくて見やすくなっています。
カラー表示のおすすめレーザー距離計
≫ 赤・緑の2カラー表示:ニコン COOLSHOT PROII STABILIZED
≫ 赤・緑の2カラー表示:EENOUR Ultra-mini U1000PRO
≫ 赤・黒の表示切替ができる!Danact ダナクト レーザー距離計

便利機能:3.0点
| ピンサーチ | 〇(5~500ヤード) |
|---|---|
| 高低差機能 | - |
| 高低差ON・OFF | - |
| 高低差ON・OFFの外部通知 | - |
| 3点間距離 | - |
| 振動通知 | 〇 |
| 手ブレ補正 | - |
| 自動電源OFF | 〇(10秒) |
| その他 | マグネット機能 ピンサーチ測定完了を画面内でも通知 |
ツアーV6ジョルトは、先に発売されているツアーV6シフトジョルトからスロープ機能を敢えて取り外したモデルです。
公式競技に出場する方でスロープ機能が搭載されていることが煩わしい・邪魔と感じられる方が基本的に対象ユーザーとなりますので、デグレードモデルと言うよりも、敢えてスロープ機能を取り外したという方が正しいでしょう。
スロープ機能が無い点は、対象ユーザーから見ればプラス点ですが、本サイトでは機能・性能面を絶対評価していますので、マイナス点としています。
便利機能として特筆したいのは下記の2点です。
- ピンサーチ機能
- マグネット機能
ピンサーチ機能については、最大測定距離が500ヤードで非常に優れています。多くのメーカーでは一般測定の最大測定距離は公開されていますが、ピンサーチのそれは基本的に公開されていません。
ブッシュネルでは必ず公開していて、その値も優れています。実際、500ヤードで不足を感じる方は地球上に存在しないでしょう。

さらに、ピンサーチの測定完了は、振動に加えてディスプレイに赤いリングが発光するダブルジョルトが採用されています。視覚的・体感的にも分かりやすくなっています。

さらに、レーザー距離計としては珍しい機能ですが、ブッシュネルではほぼ標準装備のマグネットが本体に内蔵されています。
▼マグネット機能をアイアンヘッドを使って解説
カートフレームや鉄素材(アイアンヘッド)などに装着することができるため、毎ホールでの使用の都度、専用ケースやバッグにしまう手間が省ける点が魅力です。
外観:3.0点

先に発売されているスロープ機能搭載版のツアーV6 シフトジョルトはベースカラーがホワイトでしたが、ツアーV6 ジョルトはブラックになっています。
ブッシュネルの多くのモデルはブラックかグレー系が多いため、よりブッシュネルらしいカラーリングです。
| サイズ | 114×78×40mm |
|---|---|
| 重量 | 230g |
ブッシュネルは重量感・サイズ感があることでも知られていますが、ツアーV6 ジョルトはやや小さめ・軽めになっています。
例えば、最上位のプロX3 プラスジョルトと比べると、サイズはややコンパクト、重量は30%以上も軽量化されています。
最近は超小型が持てはやされる印象がありますが、サイズと重量がある方が、しっかりグリップでき、測定ボタン押下時にブレにくいというメリットがあります。ブッシュネルがツアープロや上級者から重用される大きな理由の1つです。
測定時の手ブレが気になる方は、ある程度のサイズ感・重量感があるものを使用することで、改善される可能性があります。
コスパ:3.0点
ピンシーカー ツアーV6 ジョルトは、6万円前後で販売されていますので、レーザー距離計としては極めて高額です。
特に最近では2~3万円でかなり高機能・高性能なものが出て来ていますので、ブッシュネルを選択する動機としては、ブランド力・所有感・信頼度を求めるか否かになります。
直線専用(スロープ機能無し)では、ピンシーカーツアーV5スリムジョルトというバージョンが1つ前のモデルがありますが、価格はほぼ同じです。
ブッシュネルで直線専用を求めるなら、ツアーV6 ジョルトが最善の選択と言えます。
ピンシーカー ツアーV6 ジョルト の総合評価
総合評価
| 総合評価 | ★★★★☆ 3.8 |
|---|---|
| 測定機能 | ★★★★★ 5.0 |
| 表示機能 | ★★★★☆ 4.0 |
| 便利機能 | ★★★★☆ 4.0 |
| 外観 | ★★★☆☆ 3.0 |
| コスパ | ★★★☆☆ 3.0 |
どんな方にオススメか?
ピンシーカー ツアーV6 ジョルトはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。
- ブッシュネルのブランド力に魅力を感じ、所有感を大事にされる方
- 公式競技用などで直線専用(スロープ機能無し)を敢えて探されている方
- 5万円以上の高価格が問題無い方
最安値の調査結果
取扱説明書
取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。日本語版は33~37ページです。
また日本語オンリーの説明書も下記リンクにて公開されています(外部サイト)。
