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ブッシュネル ピンシーカー プロXMジョルトを評価・解説|口コミ・使い方|最安値・取扱説明書

4.5
Bushnell

ブッシュネルのレーザー距離計、ピンシーカー プロXMジョルトについて、5つの項目で製品を評価しました。

詳しい評価に加えて、総評、適するゴルファー、最安値についても解説していますので、ご自分の予算とニーズに合うかが分かる内容となっています。

ピンシーカー プロXMジョルト の評価内訳

ブッシュネルのレーザー距離計、ピンシーカー プロXMジョルト レーザー距離計について、測定機能、表示機能、便利機能、外観、コスパの5つの項目別に評価しました(5点満点で普通は3点)。

測定機能:5.0点

最長測定距離 1,300ヤード
最短測定距離 5ヤード
測定精度 ±1ヤード
表示単位 1ヤード
測定スピード

測定距離

最長測定距離は1,300ヤードです。

1,000ヤードを大きく超えるスペックは、ゴルフ用レーザー距離計の中でも最上級クラスに位置します。

「ロングホールの長さまで測れれば十分では?」

という声もありますが、実際のゴルフ用途ではそれ以上の測定性能が求められます。

その理由は、ゴルフ用レーザー距離計に搭載されているピンサーチ機能にあります。ピンサーチ使用時は測定性能が30~40%ほど低下すると言われています。

その影響を踏まえると、標準的なゴルファーで800ヤード、飛距離が出る方で1,000ヤードが必要スペックの一つの目安となります。

その点、プロXMジョルトはこの基準を大きく上回る1,300ヤードの測定性能を備えています。

ピンサーチが優秀!

さらに注目すべきは、ピンサーチの有効距離を公開している点です。多くのメーカーはこの数値を公表していませんが、ブッシュネルは以前から明示していて、プロXMジョルトのピンサーチ有効距離は5~500ヤードとされています。

口コミなどから他社製品の多くは150~250ヤード程度と推測されますので、ブッシュネルのピンサーチ性能が群を抜いて優秀であることがお分かり頂けるかと思います。

ブッシュネルはピンサーチも優秀

測定スピード

ブッシュネルは以前から測定スピードを公表していません。

公式スペックは不明ですが、筆者の使用感としては十分に高速です。

PGA使用率がNO.1

さらに、PGAツアーでの使用率が95%を超える圧倒的なトップブランドであることを踏まえると、測定スピードに不満を感じることはまずなく、安心して使えると言って良いでしょう。

楽天での口コミ
  • 400ヤード先のピンもサーチできるのには驚きました。
  • 計りやすさと精度には全く不満不安がありません。
  • 網戸越しでも普通に測れたので、おそらく雨や霧でも測りやすいのではと期待しています。

表示機能:5.0点

ディスプレイ表示 赤・緑(2色OLED)
輝度調整 4段階
望遠倍率 6倍
透過率

ディスプレイ

出典:bushnellgolf.jp

ディスプレイの表示色は、赤・緑の2カラーOLEDが採用されています。

フラッグシップモデルのプロX3プラスジョルトは「赤・黒の切り替え式」でしたが、プロXMジョルトでは2カラーOLEDが初めて搭載されました。

測定結果がくっきり・はっきり

2カラーOLEDは現在、ゴルフ用レーザー距離計の中で最も視認性が高いと言われていますので、ついに搭載されたという印象です。

現在、黒1色表示を使われている方、カラー表示でもLCDの方は、2カラーOLEDにより、背景が暗い場面や曇天時でも測定結果がくっきりと表示され、視認性が大きく向上します。

2カラーOLEDは最も見やすいディスプレイ仕様!

レンズ

倍率は6.0倍で標準的な仕様です。

ちなみに、フラッグシップモデルのプロX3プラスジョルトでは7.0倍が採用されています。倍率が高いほどターゲットは大きく見えますが、その分スコープ内の視野が狭くなるため、一長一短あります。

ちなみに、6.0倍は劣っているわけではありません。それどころか、市場の9割以上のモデルがこの倍率を採用していて、ゴルフに最も適したバランスの良い倍率と言われています。

透過率についてはスペックが公開されていません。

ただ、筆者の体感としては、同社のレンズの透過率はかなり優れています。

と言うのも、ブッシュネルでは以前からフルマルチコートを採用していて、これにより光の損失が抑えられますので、ファインダー越しの景色がとても明るく見えるのが特徴です。

便利機能:5.0点

ピンサーチ 〇(5~500ヤード)
高低差機能
高低差ON・OFF
高低差ON・OFFの外部通知
3点間距離
振動通知
手ブレ補正
自動電源OFF
その他 マグネット機能
高低差機能は気温・気圧・標高も反映

まずゴルフ用の基本的な機能については、ピンサーチ、高低差機能、振動通知が備わっています。

プロXMジョルトはブッシュネルの高級モデルだけあって、更に便利な機能が多数搭載されています。

① エレメント機能
② BITEマグネットマウント
③ 完全防水構造

ここではこれらの3つの機能について詳しく解説します。

① エレメント機能

出典:bushnellgolf.jp

プロXMジョルトには、高低差を考慮した距離を案内するスロープ機能(高低差機能)が備わっていますが、そこにエレメント機能が加わることで、さらに高度な距離案内が可能になっています。

エレメント機能では、気温・高度(気圧)といった環境要因まで加味して距離を補正算出します。

夏も冬もプレーされる方向け!

特に日本のゴルフ場は山間部に位置するコースも多く、四季による気温差も大きいため、環境変化による飛距離のブレが生じやすい傾向があります。

こうした条件下でも、エレメント機能が自動的に補正してくれることで、より実際のショットに近い“打つべき距離”を把握しやすくなります。

② BITEマグネットマウント

出典:bushnellgolf.jp

マグネットは、いまやブッシュネルの“標準装備”と言える機能で、本体側面に強力な磁石が内蔵されています。

これにより、ラウンド中はポケットやバッグにしまわず、カートフレームにそのまま固定しておくことができます。ショット時には芝の上に置いておき、拾い上げる際にアイアンヘッドにくっ付けるといった使い方もでき、実用性は非常に高いです。

一度使うと「これが無いと不便」と感じる方が多いほど、利便性の高い機能です。

③ 完全防水構造

出典:bushnellgolf.jp

ブッシュネルのもう一つの代表的な機能が「完全防水」です。

機種によってIPX6・IPX7と防水性能に差がありますが、プロXMジョルトはフラッグシップモデルと同じIPX7を採用。短時間の水没にも耐えられる高い防水性能を備えています。

ちなみに、IPX7の試験基準は「水深15cm〜1mに30分間沈めても影響がない」という内容です。そのため、浅い池などに誤って落としてしまっても、その場で拾い上げれば問題なく使用できるレベルの防水性能です。

▼水没性能を表すIPXコードについては、下記記事をご覧ください。

ゴルフレーザー距離計に必要な防水レベルを完全解説!「生活防水」「完全防水」とは?必要な防水等級(IPコード)は?
ゴルフ用のレーザー距離計は、防水対応しているモデルが殆どですが、そのレベルには大きな差があります。 本記事では、いわゆる完全防水と言われるIPX7以上のモデルについてまとめました。 防水レベルの違いについても詳しく解説していますので、水によ...
楽天での口コミ
  • 3点間計測ができないのは少し残念ですが、私の場合は基本性能の方が大事だと思うので買ってよかったです。

外観:4.0点

デザイン

出典:bushnellgolf.jp

カラーバリエーションはブラックのみの1カラーです。ブッシュネルらしい精悍なデザインで、プロやアスリートが実戦で使う姿をイメージさせます。

形状は、後方に向かって細くなるシルエットで、底面には親指を添えやすい凹みが設けられています。さらに、上面・底面ともに指が触れる部分には滑り止め加工が施されていて、握りやすさと安定感が高められています。

安定した構えと、ブレの少ない測定を重視した形状設計で、まさに本格ゴルファー向けの仕上がりです。

サイズ 98×70×40mm
重量 192g
電源 充電(USB Type-C)
防水 IPX7(完全防水)

サイズ・重量は、フラッグシップモデルのプロX3ジョルトプラスと比べて、小型化・軽量化が図られています。

出典:bushnellgolf.jp

もともとブッシュネルは安定感を重視した“大型・重量タイプ”が基本路線のため、それらと比べれば明らかに小型・軽量ですが、市場全体で見るとサイズ・重量ともに標準的です。

特に重量面では、プロX3ジョルトが340gとかなり重めで、超軽量タイプの3倍以上あります。それに対してプロXMジョルトは200gを切っていて、ブッシュネル製品としては“軽量タイプ”と言える仕上がりです。

楽天での口コミ
  • 何といっても計測が早いし、小型でポケットに入れても邪魔にならないし、買って良かったです。
  • 大き過ぎず小さ過ぎず丁度良く見た目もカッコよく気に入っています。

コスパ:2.0点

最安値の調査結果

コスパ評価

ピンシーカー プロXMジョルトの特徴は、以下の5点に集約されます。

  • 優れた測定性能(ピンサーチも高性能)
  • 2カラーOLEDによる高い視認性
  • 温度・気圧を考慮した距離案内
  • 標準的なサイズと重量(ブッシュネルでは珍しいコンパクト寄り)
  • マグネット機能

最近普及が進んでいる「3点間距離」こそ搭載されていませんが、それ以外は“フル装備”と言えるほど充実しています。

特に、ブッシュネルとしては珍しくサイズ・重量が標準的に抑えられていて、持ち運びのしやすさが大きく向上しています。

一方で、市場価格は6万円を大きく超えています。そのため、機能・性能に加えてブランド価値を理解している方にとって、初めて納得できる価格帯と言えるでしょう。

持ち物にこだわりたい方、ブランド力を重視する方が、満足して選ぶタイプの商品です。

ピンシーカー プロXMジョルト の総合評価

総合評価

総合評価 ★★★★☆ 4.2
測定機能 ★★★★★ 5.0
表示機能 ★★★★★ 5.0
便利機能 ★★★★★ 5.0
外観 ★★★★☆ 4.0
コスパ ★★☆☆☆ 2.0

どんな方にオススメか?

ピンシーカー プロXMジョルトはどんな方に適するかを、以下に列挙しました。ご自分に該当する内容があるかチェックしてみてください。

  • ブッシュネルのブランド力に魅力を感じ、所有感を大事にされる方
  • 6万円近い高価格が問題無い方
  • 高機能・高性能を求める方
  • 小型・軽量よりも重量感・サイズ感を好む方

取扱説明書

取扱説明書は下記リンクにて公開されています(外部サイト)。

≫ ピンシーカー プロXMジョルト 取扱説明書

 

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